生理の貧困の背景にネグレクトが潜んでいる場合もあるということを、Hiあきしまの記事で触れましたが、ネグレクトとまでは言わなくても、保護者に十分な知識がなかったり、性の話を口にできないような環境の中にいる子どもたちはたくさんいます。そういった子どもたちに、知識を与えず、生理用品をただ配っただけでは、その場しのぎにしかなりません。
自分で考え自分で行動できる力、困りごとを相談する力、支援を受けようとする力(受援力)等を養う包括的性教育とセットで、学校のトイレの個室に生理用品を設置できて、はじめて本当の意味での子供たちへの「生理の貧困対策」になると思うのです。今後、学校に性教育に行かせていただく際には、先生方に、ぜひ、そんな構想を提案してみようと思っています。
包括的性教育の授業ができなかったとしても、トイレの個室に、生理についての知識を記した掲示物と一緒に設置できたら、ただ生理用品が置かれているだけより良いのでは?とも考え、掲示物、作成してみました(下図参照)。この2枚は、女子トイレへの掲示と考えていますが、男子トイレ用掲示物なども、また追々、作成してみたいと思っています。
他にも、こんな情報が載っていると良いのでは?など、アイデア、ご意見、ご要望等ありましたら、ぜひ、お寄せ下さい。お子さんからの意見が聞けたら、とてもとても嬉しいです。