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執筆者の写真近藤 智子

2022/10/13 専門職向け「教えて助産師さん!」

主催:鍼灸TEEDA

専門職向けの性教育講座のご依頼を頂き、お話させて頂きました。


参加してくださったのは、助産師さん3名(内2名は妊婦さん)、セラピストさん、起業を考えてらっしゃるママさん。


皆さん、心を開いて、学ぶぞ!!という意気込みマンマンで臨んで下さったので、なんとも情熱みなぎる2時間でした。


今回は、ご参加の皆さんそれぞれ、性教育そのものの知識はある程度お持ちの方ばかりでしたので、私自身の活動の経緯や、実際に講座を開催するに当たってのノウハウや注意点などをお話ししました。


実は私、昔、曲を作って、ライブハウスや路上でギターの弾き語りなんかをしていました。その時、伝えたい思いがあっても、ただ闇雲に大きな声を張り上げても簡単には伝わらないということを嫌と言うほど経験して、どうやったら、何をすれば、より聴き手に伝わるのか、どうやったら足を止めて耳を傾けてもらえるかをめちゃくちゃ研究する日々でした。そうする中で、思いを伝えるためのスキルや心持ちのようなものが身に付いて、それが、今、性教育などの講座でお話しする時に、ものすごく役立っています。


今まで生きてきた色んな経験、出会いが全部繋がっていて、良かったことも悪かったことも、みんな無駄なことは一つも無くて。性教育もぶつ切りじゃなくて、命が生まれて育っていって、また次の命に繋がっていくために、大切にしたいことを学ぶ、そんなお話が出来たらと思っています。


切れ目のない、新たな伴走型の子育て支援策を推し進めていくと昨日のニュースにもなっていましたが、性教育も授業をただ一回すれば良いというものではなく、そこから地域の相談先へと繋がって、子どもたちの性に伴走していける、そんな流れが必要と思うのです。


むしろ、関係性の近い親や先生には話せないことも増えてくる思春期。性について授業で話しにきたあの人になら、相談してみようかな?なんて一人にでも二人にでも思ってもらえる場所になれたら幸せです。


そして、自分の子どもたちにも、そういう場所、見つけて欲しいです。親だからこそやってあげられることもたくさんあるけど、親だからこそ話せないこと、親だからこそやってあげられないこともたくさんあると思うのです。一緒に子どもの成長を見守ってくれる場所が、何才になっても必要。乳幼児期の親子が支え合える場所はたくさん出来たけど、思春期の親子が支え合う場所も、とてもとても必要。


思春期カフェ、皆さん、一緒に作りませんか?


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